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WN-DAX3600XR マルチキャスト変換

WN-DAX3600XRの設定に、マルチキャスト変換という項目があります。 期待通りの動作であるか、キャプチャして確認しましたのでまとめておきます。

Wi-Fiルータ推奨設定 14 「DTIM(回)」

DTIM(回) メーカーによっては、DTIM Period、DTIM周期、DTIM Interval と呼ばれています。 DTIM(回)では、Beaconの中にDTIMが現れる間隔を選ぶ事ができます。 無線LANの端末にはパワーセーブという機能があり、無線の回路に電力を流さない時間を作る事で、バッテリーの消費を抑えています。 電力を流さない間は、当然無線データを受信出来ないため、その間はAPから端末向けにデータが送信されないようにする必要があります。 その方法として、端末が電力を流さないパワーセーブ状態に入る前に、端末からAPに対しパワーセーブに入る事を通知しています。 パワーセーブに入った端末は定期的に回路に電力を流し、APから送信されているBeaconを受信します。 Beaconの中身には、DTIMというフィールドがあり、パワーセーブに入った端末へのデータがあるかどうかが分かります。 自分へのデータがあると分かった端末は、端末からAPに送信要求を出し、データを受け取ります。 DTIM(回)の設定を1にすると、毎回BeaconにDTIMが現れ、 設定を10にすると10回に1回BeaconにDTIMが現れることになります。

Wi-Fiルータ推奨設定 13 「マルチキャスト伝送速度(Mbps)」

マルチキャスト伝送速度(Mbps) APからクライアントに送信されるマルチキャストの伝送速度の設定です。 マルチキャストだけでなく、ブロードキャスト(DHCPやARP)にも適用される機器もあります。 設定値は、802.11bのWi-Fiルータでは、下記の4つから選べるようになっています。 1 2 5.5 11 11a/g以上対応のWi-Fiルータでは、上記に加え、下記も選べるようになっています。 6 9 12 18 24 36 48 54 数字を大きくすると、データの送信が速くなり、使用しているチャンネル全体のスループットが向上しますが、APとクライアントの距離が離れるほどエラー率が上がり、再送が起こりやすくなります。 再送が起こりやすいと全体のスループットが低下することになります。 逆に、数字を小さくするとデータの送信が遅くなり全体のスループットが落ちますが、距離が離れても届きやすくなります。

Wi-Fiルータ推奨設定 12 「無線優先制御機能」

無線優先制御機能 無線LAN側のデータフレームの優先制御の設定です。 他の機種では、TVモード、無線QoS、WMM-ECDA、IEEE802.11eなどと呼ばれているかもしれません。 優先制御とは、音声やビデオなどの低遅延を求められる通信を優先(QoS)する機能ですが、これ以外にも有効になる機能があります。

Wi-Fiルータ推奨設定 11 「送信出力」

送信出力 無線LANの電波の出力を設定する所です。 下記から選べるようになっており、数字が高いほど遠くまで届くようになります。 100% 50% 25% 12.5% ですが、強くするとその分電力消費が上がりますので、モバイルルータの場合はバッテリーが切れやすくなります。 また、他の無線LANのAPと干渉しやすくなりますので、できる限り低い方が良いです。

Wi-Fiルータ推奨設定 10 「MACアドレスフィルタリング機能」

MACアドレスフィルタリング機能 指定したMACアドレスを持つ端末しか接続できないようにする機能です。 セキュリティに関しては若干あがるといった所だと思います。 ですが端末のMACアドレスなんてキャプチャしていれば、その内ばれてしまい、 そのMACアドレスに偽装すれば、接続出来てしまいますので、 あまり意味は無いように思います。 逆に間違って設定し、自分が接続できなくなる…なんて事がありそうなので、 私は 無効 にしています。 少しでもセキュリティを上げたい方は使用したほうが良いでしょう。 その他のWi-Fiルータ推奨設定の記事はこちら。 Wi-Fiルータ推奨設定 これ1冊で丸わかり完全図解無線LAN入門 /日経BP/日経NETWORK posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング

Wi-Fiルータ推奨設定 9 「ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)」

ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽) この設定を有効にすると、下記のようになります。 Beacon (無線LANに定期的に出ているフレーム) に、SSIDが載らなくなる SSIDの載っていない Probe Request (無線APを検索するフレーム) に応答しなくなる 1は、SSIDをBeaconに載らなくすることで、他者にSSIDを知られないようにする効果があり、 2は、無線LANを検索するフレームに応答しなくする事でSSIDを教えないようにする効果があります。 無線LANでは、APに接続する際にSSIDを指定しなければならないので、 SSIDが分からなければ、接続が出来なくなる訳です。 ですが無線をキャプチャされていれば、いつかSSIDはばれてしまうので、若干セキュリティが増す程度だと思ってください。 Baffaloの無線LANルータでは、『ANY接続を許可しない』の機能に相当するようです。 KUSONEKOとしては、この機能を 使用する 事お勧めします。 セキュリティが増すだけではなく、BeaconにSSIDが載らなくなるのでその分フレームサイズを小さくできます。 どのくらい小さくなるかと言うと、例えば『ABC』という3文字のSSIDの場合は、SSIDを隠蔽する事で、3バイト小さくなります。 つまり文字数分バイト数が小さくなる訳です。 その他のWi-Fiルータ推奨設定の記事はこちら。 Wi-Fiルータ推奨設定 これ1冊で丸わかり完全図解無線LAN入門 /日経BP/日経NETWORK posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング

Wi-Fiルータ推奨設定 8 「暗号化キー更新間隔(分)」

暗号化キー更新間隔(分) Group Key(ブロードキャストキー)の更新間隔の設定です。 Group Keyは、ブロードキャスト(DHCPやARP)だけでなく、マルチキャストにも使われる暗号化キーです。 更新間隔が短い方がセキュリティは高くなります。 ですが、端末とAPの間でキーの更新に失敗すると接続を切られてしまうようです。 手元にある 原道N50 (Android 4.0.3) は、キー更新の失敗は見られませんでしたが、 WILLCOM03 (Windows Mobile) は、キー更新に失敗していました。 接続を切られてもすぐに再接続するので、気にするほどでも無さそうです。 デフォルトの 30分 で問題ないと思います。 その他のWi-Fiルータ推奨設定の記事はこちら。 Wi-Fiルータ推奨設定 これ1冊で丸わかり完全図解無線LAN入門 /日経BP/日経NETWORK posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング

Wi-Fiルータ推奨設定 7 「WPA暗号化キー(PSK)」

WPA暗号化キー(PSK) WPA、WPA2の暗号キーの設定です。 セキュリティ上、辞書に載っているような単語ではなく、分かりづらく長めのキーにした方が良いでしょう。 ちなみに、実際の通信で使われる暗号キーは、設定したキーと乱数を元に生成して使用されます。 暗号化にAES(CCMP)を使用している限り、KRACK脆弱性により設定したキーがばれることは無いとされています。 その他のWi-Fiルータ推奨設定の記事はこちら。 Wi-Fiルータ推奨設定 これ1冊で丸わかり完全図解無線LAN入門 /日経BP/日経NETWORK posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング

Wi-Fiルータ推奨設定 6 「暗号化モード」

暗号化モード 暗号化は下記から選ぶことができます。 暗号化無効 WEP WPA/WPA2-PSK(TKIP) WPA/WPA2-PSK(AES) WPA2-PSK(TKIP) WPA2-PSK(AES) WPA-PSK(TKIP) WPA-PSK(AES) WPA2-PSK(AES) を選ぶのがベストです。 まずセキュリティの観点で、暗号化無効とWEPは選ぶべきではありません。 また、TKIPも最近では、数分で破られてしまうようになってしまいました。 なので、AESを選びましょう。 次に、WPA/WPA2-PSK(AES) と WPA2-PSK(AES) というのがありますが、 前者は、WPAとWPA2の二つの接続方式のどちらでも接続できるモードで、 mixedmodeとも呼ばれたりもします。 後者は、WPA2の接続方式でのみ接続できるモードです。 最近は、WPA-PSK(AES) しか使えない端末は、ほぼ無いと思いますので、 WPA2-PSK(AES) で良いです。 他に、Beacon(無線LANに定期的に出ているフレーム)のサイズを確認した所、 WPA2-PSK(AES)の方が24バイト少なく済みます。 また接続時には、暗号鍵のやり取りが2フレーム減るので、WPA2-PSK(AES)の方が良いです。 その他のWi-Fiルータ推奨設定の記事はこちら。 Wi-Fiルータ推奨設定 これ1冊で丸わかり完全図解無線LAN入門 /日経BP/日経NETWORK posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング

Wi-Fiルータ推奨設定 4 「無線自動設定 (WPS、らくらく無線)」

無線自動設定 (WPS、らくらく無線) 下記の3つから選べます。 らくらく無線/WPS らくらく無線 WPS 無効には出来ないようです。 どれを選択してもBeaconのバイト数は変化せず、スループットには影響はなさそうです。 基本、SSIDやセキュリティ設定は手動で入れますが、 それができない端末で使用することがあります。 >>冷蔵庫 SHARP SJ-GA50E を無線LANに接続してみた KUSONEKOは、 WPS にしています。 その他のWi-Fiルータ推奨設定の記事はこちら。 Wi-Fiルータ推奨設定 これ1冊で丸わかり完全図解無線LAN入門 /日経BP/日経NETWORK posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング

Wi-Fiルータ推奨設定 5 「ネットワーク分離機能」

ネットワーク分離機能 この機能を有効にしたSSIDに接続した端末は、SSID内かインターネットにしかアクセスできません。 KUSONEKO的には、SSIDはひとつしか使わないため、無効でも有効でも動作に変わりはありません。 一応 無効 にしています。 その他のWi-Fiルータ推奨設定の記事はこちら。 Wi-Fiルータ推奨設定 これ1冊で丸わかり完全図解無線LAN入門 /日経BP/日経NETWORK posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング

Wi-Fiルータ推奨設定 3 「デュアルチャンネル機能」

デュアルチャンネル機能 使用帯域幅を20MHzから40MHzにすることで、150Mbpsへ速度を上げる機能です。 ですが、環境によって『使用する』を選んでも、20MHzでしか動かないそうです。 KUSONEKOの環境でも20MHzでしか動きませんでした。 おそらく周りの電波が多いからでしょう。 外に持ち歩くのであれば、さらに干渉するので、デュアルチャンネルで動作させるのは難しいでしょう。 KUSONEKO的には、モバイルルータでは、最初から 無効 にするのをお勧めします。 干渉を避けるのはもちろんなのですが、LTE/WiMAX側の速度がそこまで速くないため、無線LANだけ早くなってもあまり意味がありません。 また、Beacon(無線LANに定期的に出ているフレーム)のサイズを確認した所、 『使用しない』を選んだ方が22バイト少ないです。 Beaconのサイズが少ないと、Beacon送信の占有時間が短くなる。 短くなると、データ送信を開始できるのが早くなるのと、データを送信できる時間が増え、 遅延の減少とスループットが向上すると考えられます。 感じられるほどの効果は無いかもしれませんが。 その他のWi-Fiルータ推奨設定の記事はこちら。 Wi-Fiルータ推奨設定 これ1冊で丸わかり完全図解無線LAN入門 /日経BP/日経NETWORK posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング

Wi-Fi チャンネルの選び方

無線LANにおいて、スループット向上のため、なるべく電波状況の良いチャンネルを選びたいものです。 今回は、KUSONEKO的 Wi-Fi チャンネルの選び方を紹介したいと思います。

Wi-Fiルータ推奨設定 2 「オートチャンネルセレクト機能」

オートチャンネルセレクト機能 周りの電波状況から、空いているチャンネル(周波数)を自動で選んでくれる機能です。 この機能を使用しても良いですが、中途半端なチャンネルを選ばれると、他の使用者と干渉しやすくなり、送信データの破損と再送でスループットが低下する可能性があります。 802.11b/g(/n)では、1ch~13ch(11bは14chも可)まで使用できますが、 例えば1chを使用する場合、1chはもちろんの事、2ch~5chまで周波数帯域が被り、干渉が起こってしまいます。 なので、1ch, 6ch, 11chの3つの内のどれか(11bでは14chも合わせて4つ)を使用することが一般的で、メーカーのデフォルト値もこの3つのどれかになっています。 なので、人によってはデフォルト値のまま使用するので、 2~5, 7~10, 12~13chの使用は、干渉が起こりやすくなるで避けたほうが良いです。 (同じチャンネル同士だと、キャリアセンスが働き、電波干渉を極力避ける事が出来ます。)

Wi-Fiルータ推奨設定 1 「マルチSSID」

マルチSSID設定 (プライマリ、セカンダリSSID) これは高度で新しい暗号化 (WPA, WPA2) が使用できるPC等と、古い暗号化 (WEP) しか使用できない携帯ゲーム機等を同時に接続するためにあります。 古い暗号化しか使えない端末を接続しない場合は、片方のSSIDをオフにしましょう。 WEPとTKIPはキーを解読され、接続されてしまう危険性が高く、常に使用出来る状態にしないのが良いためです。 また、SSIDが増えると無線に送信されるフレームが増え、その分ユーザのデータを送信する時間が減るためです。 実際、そんなに時間は長くありませんが、もしWi-Fiルータを持つ人が一箇所に集まれば (電車等) 、影響が大きくなると考えます。 その他のWi-Fiルータ推奨設定の記事はこちら。 Wi-Fiルータ推奨設定 これ1冊で丸わかり完全図解無線LAN入門 /日経BP/日経NETWORK posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング