Samba 4.22.0がリリースされました。
最近は、Sambaの記事は書いていませんでしたが、気になる機能が追加されましたので書いておきます。
1. 気になる新機能
Samba 4.22.0で、 SMB3 Directory Leasesが追加されました。
詳しい訳ではありませんが、クライアントがディレクトリのリストをキャッシュし、クライアントからのリクエストを大幅に減らすことが出来るようです。
これによりパフォーマンスのアップが期待できそうです。
クラスター設定をしていないのであれば、デフォルトで有効になるそうです。
2. ビルド
Samba 4.19.0をビルドした時と変わらず、特に問題なく完了しました。
余談ですが、前回はmakeに25分掛かっていましたが、CPUがIntel N100に変わったからか大分速くなりました。
# wget https://download.samba.org/pub/samba/stable/samba-4.22.0.tar.gz # tar xf samba-4.22.0.tar.gz # cd samba-4.22.0 # ./configure # make -j 2 (snip) 'build' finished successfully (6m26.154s)
ビルド出来ましたので、インストールして起動させます。
事前に古い方をアンインストールしました。
# systemctl stop smb nmb # cd ../samba-4.21.0 # make uninstall # cd ../samba-4.22.0 # make install # systemctl start smb nmb
# /usr/local/samba/bin/smbstatus Samba version 4.22.0 (snip)