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バックアップ用にCrucial P3 4TB M.2 SSDを購入してみた

自宅NASのバックアップ用に、大容量のストレージが欲しいと思っていました。

今更、HDDの大容量はあまり買いたくない思いがあり、SATAのSSDあたりが欲しいと思いましたが、なんとM.2でSATAよりも安い商品がありました。(無名や悪評なメーカーは除く)

それが、Crucial P3 CT4000P3SSD8JPです。

1. スペックと購入価格

型番にJPが付くとあまり詳しいスペックが出来なかったので、CT4000P3SSD8で調べています。
そのため、購入した物と違う場合があります。

CT4000P3SSD8

Crucial P3 4TB
容量 4 TB (4000 GB)
フォームファクタ M.2 2280 (Single-Sided)
インターフェース PCIe 3.0 x4
プロトコル NVMe 1.3
NANDフラッシュメモリ Micron 176層3D NAND QLC
コントローラ Phison PS5021-E21T
シーケンシャルリード 3,500 MB/s
シーケンシャルライト 3,000 MB/s
総書き込み容量 800 TBW
保証期間 5年
SLCキャッシュ あり
DRAMキャッシュ なし
オーバープロビジョニング 370.7 GB / 10.0 %
購入価格 24,080円
1GBあたりの価格 6.02円

GB単価がかなり安くなっています。

ただし、SLCキャッシュを使い切ると、書き込み速度がかなり低下するそうです。
書き込みがそれほど多くない用途(データ倉庫、ゲームインストール先)であれば十分使えるため、コスパが良いと言えると思います。

2. 開封

開封するとSSD本体と取り付け用のネジが入っています。

Crucial P3 開封

3. 取り付け

このデスクトップPCに、Crucial P3を取り付けます。

Intel 11世代 Core i5 11600KF でPCを組んでみた | KUSONEKOの見る世界

Intel 11世代 Core i5 11600KF でPCをアップグレードしました。購入したパーツの紹介とベンチマークをしました。

空きのM.2スロットにSSDを取り付けます。

Crucial P3 取り付け前

M.2の空きスロットが2か所ありますが、本マザーボードはM.2_2スロットはSATAと排他であるため、M.2_3に取り付けました。

Crucial P3 取り付け後

ネジの部分ですが、マザーボードにスペーサーが付属していましたので、それを付けてからネジ止めします。
そうしないと、SSDが曲がります。(曲がりました)

4. フォーマット

取り付けたら、ディスク管理でフォーマットを行います。
ちなみにディスク管理は、Win+Rから『diskmgmt.msc』を入力するとすぐに開けます。

開くとすぐに、パーティションの形式が聞かれますが、GPTを選択。

Crucial P3 GTPパーティション

未割当てになっているディスクを右クリックし、新しいシンプル ボリュームを選択。

Crucial P3 ボリューム作成、フォーマット

あとは、次へ次へと進み完了させ、使用できる状態にします。

Crucial P3 ボリューム作成後

5. CrystalDiskInfo

もちろんド新品です。

Crucial P3 CrystalDiskInfo

6. CrystalDiskMark

大体スペック通りの性能が出ています。
SLCキャッシュが切れてくると、低下していくそうです。

Crucial P3 CrystalDiskMark

7. 実データの移動

旧バックアップ用SSD(SATA)からClucial P3(M.2 NVMe)にデータ転送をします。
SATAからのコピーなので、スペックのような速度は出ません。

実データなので、大きいファイルや小さいファイルがあり、速度が上がったり下がったりしますが、特に気になることもなく転送が出来ていました。

Crucial P3 データ移動1

Crucial P3 移動2

転送が終わった後のClucial P3の温度はこちら。

Crucial P3 データ転送後の温度

8. 最後に

M.2 SSDの価格がSATA SSDの価格に近づいて来ており、配線が不要な点や今後を考えるとM.2 SSDを選択する以外無い状況になってきました。

Crucial P3は、SATA SSDを超えるほどの価格になってきています。

レビューを見るとQLCのため書き込み速度の低下が見られ、あまり評判が良くないですが、データの倉庫用ではコスパが良いと考えています。

今回は、PCIe 3.0の物を購入しましたが、3千円追加で出せば、PCIe 4.0のP3 Plusを購入することもできます。

PCIe 4.0のP3 Plusはこちら。