以前、MySQLのデータをTrim非対応のいつ壊れるか分からないSSDに移動させました。
あれから5か月ほど経ちますが、全く壊れる様子もプチフリを感じることもありません。(サーバだからプチフリしても気づかないのでしょうけど)
今回はDockerのイメージファイルも移動させ、更にHDDの負荷を下げていきます。
Dockerイメージのディレクトリ変更方法
以下のサイト様を参考にしています。
今回はこちらの情報の通り、systemdでオプションを指定する方法で実施します。
Docker の systemd ファイルが更新される度に変更する必要があるため、/etc/docker/daemon.json を作成して記載した方がいいかもしれません。
Dockerイメージファイルを移動
SSDは/var/ssdにマウントしていますので、そこの直下にdockerディレクトリを移動させます。
Dockerのサービスを停止。
# systemctl stop docker
現在のイメージファイルをSSDのディレクトリにコピー。
# cp -a /var/lib/docker/ /var/ssd/
systemdのオプションでディレクトリを指定する。
# vi /lib/systemd/system/docker.service ExecStart=/usr/bin/dockerd -H fd:// --containerd=/run/containerd/containerd.sock ↓ ExecStart=/usr/bin/dockerd -H fd:// --containerd=/run/containerd/containerd.sock --data-root /var/ssd/docker
Dockerを起動。
# systemctl daemon-reload # systemctl start docker
これで、移動が完了しました。
LinuxでもSSDは問題なく使えるようなので、今度OSを再インストールする際は、/home以外をSSDにしてみたいと思います。
CentOS Stream 9 か AlmaLinux 9 を時間と新品のSSDが手に入ったらそのうち…。
追記
やはり、Dockerのアップデートでsystemdのファイルが更新され、オプションが無くなってしまいました。
以下の通り、設定ファイルを作成しました。
# vi /etc/docker/daemon.json { "data-root": "/var/ssd/docker" }