家庭環境が変わると、PCに求められる物が変わるものです。
家族がDeskminiを使用していましたが、常にディスプレイが机にあるのことが不便になり、ノートPCを買うことになりました。
購入理由、ベンチマーク、クリーンインストールした内容を記載したいと思います。
ノートPCに求める要件
要件としては以下でした。
- 14インチであること
- タブレットモード対応
- 予算5万円
モニターは大きいほうが良いが、持ち運びがギリギリできるサイズで、14インチだそうです。
タブレットモード対応は、使い慣れている外付けキーボードを使う際に、邪魔になるノートPCのキーボードが外したい、あるいはヒンジを逆に折り曲げたいということでした。
本来の使い方とは違いますかね。
予算は5万果たして…
探した結果
タイトルにもあるように、『ThinkPad X1 Yoga 3rd Gen』を中古で購入することになりました。
スペックは以下の通りです。
ThinkPad X1 Yoga 3rd Gen | |
---|---|
OS | Windows 10 Pro |
CPU | Intel Core i5 8350U |
グラフィック | Intel UHG Graphics 620 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 14インチ 1920x1080 |
WLAN | Intel Dual Band Wireless-AC 8265 |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
有線LAN | 専用ケーブルがあれば可 |
LTE | - (SIMスロットはある) |
セキュリティ | TPM 2.0、Windows Hello対応、指紋認証対応 |
カメラ | HD 720p カメラ+IRカメラ |
インターフェース | HDMI x 1、 マイクロフォン・ヘッドフォンコンボジャック、 イーサネット拡張コネクター x 1、 microSDカードリーダー、 USB 3.0 x 2 (内、 Powered USB 3.0 x 1)、 USB Type-C x 2(DC-in、Thunderbolt3、Video-out機能付き) |
バッテリー駆動時間 | 最大 約16.3時間 |
重量 | 1.42 kg |
価格(税込み) | \47,980 + 送料 |
※リンク先の商品が私の購入した条件と同様とは限りません
中古品の状態
外観
中古のランクとしては、Bランクでしたが、新品のような綺麗さだと思いました。
唯一電源アダプタのみシールの剥がし跡があったくらいです。
キーボードやトラックパッドにも使用感は見られませんでした。(画像では私の指紋が付いていますが)
裏を見ると、『Microsoft Authorized Refurbisher』と書いてありましたので、リファービッシュPCであったようです。
綺麗さからすると、初期不良や展示品であったのでしょうか。
SSDの状態
使用時間からして新品に交換されているようでした。
バッテリーの状態
バッテリーの状態はかなり良いので、新品に交換されているのかもしれません。
CPU-Z
メモリは、4GBの2枚でDual動作になっています。
でも、オンボードで差し替えはできないとのこと。
GPU-Z
ベンチマーク
OSのクリーンインストール前にベンチマークをしておきました。
普段使いでは問題ない性能でした。
CrystalDiskMark
SSDはかなり速いです。
PCMARK 10
Cinebench R23
セットアップ
中古品をそのまま使うのは、少し不安ですし、自分でOSをインストールしたい物です。
まずは、公式サイトから以下をダウンロードしておきます。
(ただし、Windows Updateで自動でインストールされる物もあると思われます)
- BIOS
- BIOS アップデート ユーティリティ
- ファームウェア
- Thunderbolt ファームウェア アップデート ユーティリティ
- Intel マネージメントエンジン 11.8 ファームウェア
- タッチ スクリーン ファームウェア アップデート ツール
- トラックポイント ファームウェア アップデート ユーティリティ
- チップセットドライバー
- Intel シリアル IO ドライバー
- Intel チップセット デバイス ソフトウェア
- Intel Dynamic Platform & Thermal Framework ドライバー
- Intel マネージメントエンジン ソフトウェア
- グラフィックドライバー
- Intel グラフィック ドライバー
- その他のドライバー
- Realtek オーディオ ドライバー
- 内蔵カメラ ドライバー
- Intel ギガビット イーサネット ドライバー
- WinTab ドライバー
- Synaptics UltraNav ドライバー
- Synaptics Metallica MIS 指紋認証 ドライバー
- Realtek メディア カードリーダー ドライバー
- Intel Integrated Sensor Solution
- Intel Thunderbolt ソフトウェア
Intelのサイトからも、以下の最新ドライバをダウンロードしておきます。
BIOS、ファームウェア更新
クリーンインストール前に、BIOSやデバイスのファームウェア更新を先に終わらせておきます。
クリーンインストール後にOSの不具合発生や、余計なファイルをドライブ上に展開するもの嫌なので。
実施対象は以下です。
- BIOS
- BIOS アップデート ユーティリティ
- ファームウェア
- Thunderbolt ファームウェア アップデート ユーティリティ
- Intel マネージメントエンジン 11.8 ファームウェア
- タッチ スクリーン ファームウェア アップデート ツール
- トラックポイント ファームウェア アップデート ユーティリティ
Windows クリーンインストール
準備ができたらクリーンインストールをします。
別のPCでも良いですが、メディア作成ツールでWindowsのインストーラーをUSBメモリに入れます。
今回は、Windows 10をインストールしました。
ついでに、同じUSBメモリにドライバ類もフォルダを分けて入れておくと、後々楽です。
Windowsインストール時に悪さをすることはありません。
ちなみに、使用したUSBメモリは以下です。
Type-AとType-Cどちらも使えて便利です。
クリーンインストールの手順としては以下の通りです。
- Windowsのインストーラーが入ったUSBメモリを接続する
- Windowsから再起動を実施する
- Lenovoのロゴが表示されたら、F12を連打する
- ブートメニューが表示されたら、接続したUSBメモリを選択する
- Windowsのインストールする
Windowsインストールは普通に行えばよいですが、私はリカバリ領域など全て消してインストールしました。
また、インストール時にはインターネットには繋げないようにしています。
ドライバインストール
事前に落としておいたドライバを以下の順で入れていきました。
- チップセットドライバー
- グラフィックドライバー
- その他のドライバー
デバイス マネージャーで、一部不明なデバイスが残った場合は、再起動やWindowsアップデートをしてみてください。
不要アプリの削除
以下のサイト様を参考に、不要なアプリを消します。
Windows10の標準アプリをまとめてアンインストール(削除)する方法 | 有限工房
通常はアンインストール(削除)できないWindows10の標準アプリをまとめて消す方法を紹介します。 【右クリック→「アンインストール」】で削除出来ない標準アプリも、PowerShellを使えばまとめて削除できます。
使用感
キーボードは、ノートPC特有のパチパチと高い音はせず静かで、キーを押し込んでいる感じです。
矢印キーは大きく使いやすい。
この文もこのPCで打っていますが、心地よいです。
トラックポイントは、あまり好きではありませんでしたが、使ってみて便利ということが分かりました。
思ったより速度制御がしやすいこと、何よりWeb閲覧などの際にトラックパッドの中ボタンを押しながらトラックポイントを上下することでスクロールできることが便利でした。
これは、ThinkPadを選ぶ人がいることが分かります。
Youtubeなどの動画再生は、問題なしでした。
搭載しているWi-Fiモジュールは11acですが、自宅内では十分な速度が出ていました。
最後に
綺麗な『ThinkPad X1 Yoga 3rd Gen』を5万円以内で購入することができました。
Intel 第8世代 CPUでもあるので、Windows 11にも対応していますので、長いこと使用できそうです。
タブレットモードにするため、キーボードを折りたたんだ際に各キーが仕舞われるギミックが面白いので見る価値があります。
しかし中の妖精さんは潰れてしまわないだろうか。
※リンク先の商品が私の購入した条件と同様とは限りません