最近、パケット通信量が増えてきており、平日に容量不足となる事が多くなってきました。
また、昼休みと夕方の通信が遅かったり、タイムアウトとなる事もあります。
よく使う時間帯に通信ができないのでは意味がありません。
OCN モバイル ONEの新コースでは、*GB/月コースが安くなり、輻輳が改善されているという話なので、検討してみます。
旧コース
旧コースでも様々な機能と輻輳対策が実施されています。- バースト転送
ターボOFFの状態でも、最初の150KBまでは通常速度で通信ができる - TCP最適化
パケット破棄が起こらないよう制御+再送の最適化 - httpsペーシング
動画サイトなどのバッファリングを抑え、全体のスループットを向上
新コース
新コースでは旧コースに加え、以下を実施しているそうです。- 旧コースと帯域を分ける(APNも変更)
どのような分け方かは不明。APNは、『lte-d.ocn.ne.jp』→『lte.ocn.ne.jp』に変更 - 200kbps以上の帯域制限
契約容量を超え、契約容量の1/2以上の低速通信を行った場合、それ以上の制限を行う。60kbps程度?バースト転送は機能する。
疑問ではありますが、200kbpsで延々と通信をするヘビーユーザーが全体の10%で、その方々が全体の50%の帯域を使用しているため、そこを抑制することで効果があるとのこと。
あるいはヘビーユーザーを旧コースに隔離できるためでしょうか?
新コース変更時の同意内容に、以下の記載もありました。
通信品質の改善についてこれらは効果があると思います。
利用者全体の通信の効率化・品質向上を目的として、自動的・機械的にTCP/IP/UDPヘッダ部分および、送受信Windowsサイズ、https/httpヘッダ、メディアヘッダを検知し、混雑時に送受信Windowサイズの変更や最適な通信速度への制御を行う場合があります。
Windowsサイズを小さくして、再送を抑制したりするのでしょう。
メディアヘッダに関しては、音声や動画のレートを下げたりできるということでしょうか?
新旧コースの料金比較
音声対応SIMの料金の比較をします。旧コースのSMS対応SIMは-580円、データ通信専用SIMは-700円となります。
新コースのSMS対応SIMは-480円、データ通信専用SIMは-600円となります。
OCN光モバイル割は-200円です。
旧コース | 新コース | |
---|---|---|
1GB/月 | - | 1,180円 |
3GB/月 | 1,800円 | 1,480円 |
110MB/日 | 1,600円 | - |
6GB/月 | 2,150円 | 1,980円 |
170MB/日 | 2,080円 | - |
10GB/月 | 3,000円 | 2,880円 |
20GB/月 | 4,850円 | 4,400円 |
30GB/月 | 6,750円 | 5,980円 |
容量追加 | 500円 / 0.5GB | 500円 / 1.0GB |
110MB/日の人は、3GB/月に流れるでしょう。
私もまずは3GBで様子見をしたいです。
新コースに挑戦したい
やはり混雑する時間帯でも快適に通信がしたいです。
料金も下がりますし、やってみる価値はあるでしょう。
ただ、新コースに変更後は、旧コースに戻すことができません。
不安な制約ですが、今より悪くなることはないだろうと思って挑戦したいと思います。
また、容量が無くなっても、500円で1GB追加できますので、躊躇せずに払えると思います。
『旧コース110MB/日』と『新コース3GB/月』の差額120円が4か月で480円ですから。
3GB/月であまりにも足りないようなら、次は6GB/月を検討します。
追記
2020/09/05 新コースの速度測定
こちらの記事で、新コースの速度測定をしています。
> OCN モバイル ONE 新コースに乗り換えた
2021/03/27 新料金(2021/4/1~)
こちらの記事で、2021/4/1以降の新料金を記載しています。
> OCN モバイル ONE 新料金 2021/4/1~