うちには、ScanSnap S1500 があるのですが、手軽に使えないかと考え、CentOS 7.2が入っているサーバに接続してみました。
結果的に、ScanSnapのスキャンボタンが使えていないので手軽にはなりませんでした。
一応、scanbuttond というデーモンに パッチ を当てれば、使えるようになるようですが、
そこまでは出来ていません。
CentOS 7.2 に ScanSnap S1500 を接続しスキャンする所までですが、やったことをメモしておきたいと思います。
- sane関連をインストールする
[root@server ~]# yum -y install xsane sane-backends-doc.noarch sane-backends-devel - ScanSnapの電源を入れ、サーバにUSBケーブルを接続する(ScanSnapのフタを空けること)
- ScanSnapが認識されたか確認、scaner ID (xxxxxxの部分) 控えておく
[root@server ~]# scanimage -L
device `fujitsu:ScanSnap S1500:xxxxxx' is a FUJITSU ScanSnap S1500 scanner - ImageMagick、libtiff-toolsをインストールする
[root@server ~]# yum -y install ImageMagick libtiff-tools - スキャンするスクリプトを作成
こちらのスクリプトを使わせてもらいます。
内容は、解像度150、カラー、両面スキャンを用紙が無くなるまで続け、終わったら一つのPDFに変換し、sambaディレクトリに保存するという物です。
[root@server ~]# vi scansnap.sh
スクリプトをコピーし、viに貼り付けます。
変更する箇所は以下です。
5行目:OUT_DIR=/sambashares/
を自分のsambaディレクトリに変更します。ただし、最後の"/"は不要です。
例)
OUT_DIR=/home/user名/samba/ScanSnap
14行目:"fujitsu:ScanSnap S1500:111111"
を先ほど控えたscaner IDに変更します。
59行目:chown smbuser:smbuser $OUT_DIR/$OUTPUTNAME
をsambaディレクトリに適したユーザ、グループに変更します。 - スキャン実行
ScanSnapにスキャンする用紙をセットし、先ほど作成したスクリプトを実行します。
[root@server ~]# sh scansnap.sh
スキャンが終わってしばらくすると、sambaのディレクトリにPDFが保存されるはずです。