Wi-Fiルータ推奨設定 14 「DTIM(回)」
DTIM(回) メーカーによっては、DTIM Period、DTIM周期、DTIM Interval と呼ばれています。 DTIM(回)では、Beaconの中にDTIMが現れる間隔を選ぶ事ができます。 無線LANの端末にはパワーセーブという機能があり、無線の回路に電力を流さない時間を作る事で、バッテリーの消費を抑えています。 電力を流さない間は、当然無線データを受信出来ないため、その間はAPから端末向けにデータが送信されないようにする必要があります。 その方法として、端末が電力を流さないパワーセーブ状態に入る前に、端末からAPに対しパワーセーブに入る事を通知しています。 パワーセーブに入った端末は定期的に回路に電力を流し、APから送信されているBeaconを受信します。 Beaconの中身には、DTIMというフィールドがあり、パワーセーブに入った端末へのデータがあるかどうかが分かります。 自分へのデータがあると分かった端末は、端末からAPに送信要求を出し、データを受け取ります。 DTIM(回)の設定を1にすると、毎回BeaconにDTIMが現れ、 設定を10にすると10回に1回BeaconにDTIMが現れることになります。