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Intel 11世代 Core i5 11600KF でPCを組んでみた

メインPCをIntel 11世代CPUに変更してみました。

Core i7 3930Kのマシンの限界を感じつつ騙し騙し使っていましたが、先日テキストエディタの日本語入力の遅いことが異常だったと分かり、もうダメと思いました。

Alder LakeやDDR5が、そろそろ出そうな今の時期に買い替えるのは微妙かもしれません。
ですが、Intel 11世代CPUがPCIe 4.0に対応したことや、現在のRyzenの供給不足を考えると悪くないのではと思っています。
それに、今回はハイエンドを目指しませんので、数年後に買い替えでも良いとも思っています。

(追記:Intel 12世代では、今までのCPUクーラーの流用できなかったり、ヒートスプレッダーの反り問題、DDR5の供給不足が起こっています。パーツ流用ができる11世代の選択で良かったと思います。)

パーツ選択

CPU選択

 最初は、Core i5 11400FとB560マザボで組もうと思っていましたが、性能比較を見ている内に、どんどんハイエンドに心惹かれるようになってしまいました。

 これではいけないと思い、以下の基準で選定しました。

  • 普段使いの体感速度向上のため、シングル性能を重視
  • 数年後の買い替えを考え、コストを抑える

 また、ハイエンドはコストの割にシングル性能が上がらないため、以下に絞り決めることにしました。グラボを使うため、基本F付きから選択します。

CPU シングルコア
最大クロック
参考価格
Core i7-11700KF 4.9 GHz \55,980
Core i7-11700F 4.8 GHz \43,800
Core i5-11600KF 4.9 GHz \35,000
Core i5-11600 4.8 GHz \31,801
Core i5-11500 4.6 GHz \28,800
Core i5-11400F 4.4 GHz \21,980

 まずシングルコア性能だけで見ると、i7から選ぶ理由がありません。
11600はコスパが良さそうですが、現在で売られていないため、11600KFを選びました。

マザーボード選択

CPUはK付きを選んだため、一応オーバークロック対応のZ590から選びました。
B560と比べても、そこまで値段差はありません。

選択基準は以下です。

  • ATXサイズ
  • 今後のLAN速度アップを考え、2.5GBASE-T対応(10G対応って無いですね)
  • 有線でしか使わないため、無線LAN不要
  • 数年後の買い替えを考え、なるべくコストを抑える

各社、値段と性能はあまり変わらないようなので、既存グラボに合わせて、ASUS PRIME Z590-Pにしました。

メモリ選択

メモリの選択基準は以下です。

  • 32GB (16GB x2)
  • DDR4 3200MHz

メモリは16GBで十分な気がしますが、折角の買い替えなので、2倍にしました。

選んだメモリは、DDR4 3200MHzにネイティブ対応のcrucial CT2K16G4DFD832Aです。

M.2 SSD

M.2 SSDの選択基準は以下です。

  • PCIe 4.0対応
  • 1TB以上
  • リード7,000MB/s、ライト5,000MB/sくらいの物

この基準の中で安い、Samsung 980 PRO MZ-V8P1T0B/ITを選びました。

購入価格

いつも使っている店で以下の価格で購入しました。


品名 価格
マザーボード ASUS PRIME Z590-P \23,450
CPU Core i5-11600KF BOX \35,000
メモリ CT2K16G4DFD832A \21,770
M.2/NVMe 980 PRO MZ-V8P1T0B/IT \27,800
合計価格 - \109,220

ポイントを使用して、9万弱でした。

あと今回は、アイネックスの ナノダイヤモンドグリス JP-DX1も購入しました。
以前使っていたシルバーグリスより、熱伝導率が高く、絶縁なのが良いです。

開梱・組み立て

マザーボード

ASUS PRIME Z590-P 本体は以下の通りです。

ASUS PRIME Z590-P

ATXサイズのはずですが、横幅が少し狭く、一番右のネジ穴がありません。

添付品は以下の通りです。少なめな印象です。

ASUS PRIME Z590-P添付品

左上のゴムとネジは、M.2の取り付けに使います。
ゴムの方は使いませんでした。

背面のポートは少なめです。

ASUS PRIME Z590-P ポート

CPUクーラー(簡易水冷)

CPUクーラーは流用しました。
PCケースが、ANTEC P183 V3 で、排気が背面と上面にそれぞれ120mmファン1個なので、240mm以上のラジエーターが設置できません。
今まで使用していた Corsair CWCH80 であれば、ラジエーターに120mmファンを2枚挟んで使用するタイプで設置可能なため、そのまま使うことにしました。

このCPUクーラーは、LGA2011/1366/1156/1155/775対応ですが、新しいCPUがLGA1200のため、使用できるか不安でしたが、問題なく使用できました。

Corsair CWCH80をLGA1200に取り付け

ただ、バックプレートの穴位置調整で、手こずりました。

今はもうCWCH80は売っていないので、これから買うなら、同じくCorsairのH60で良いでしょう。

光るのが良ければ、こちらですね。

あとは特に問題なく、組み立てられました。

起動

BIOSエラー

あれ?と思いましたが、CPUファンのピンに接続が無いためでした。
CWCH80は、ペリフェラル4ピンから電源を取り、ファンを回しているためです。
BIOS上でCPUファンの監視を無効化しておきます。

無事、UEFI BIOS上で各パーツが認識されました。

BIOS画面

※SATA6G_2は、M.2_3を使用すると無効になるため使用していません

BIOS更新

予め、Windowsで最新BIOSをディスク上に置いておき、BIOSに入り、ディスク上のファイルを選択して更新できます。

Windows上のユーティリティから更新しようとすると、BIOSに誘導されました。

ドライバーインストール

ドライバーは、付属のDVDからインストールします。

チップセットドライバーとIntel Serial IO Softwareは、Web上にはありませんので、DVDが必須です。(チップセットと書いてあっても、リンク先の中身が違います)
また、DVDの中身は、現時点でWeb上に置いてあるバージョンと同じでした。

Intel Serial IO Softwareが無いと、デバイスマネージャーで『PCI デバイス』『SM バス コントローラー』『不明なデバイス』が残ってしまいます。

Gear 1, Gear 2

Core i9 11900K/KF 以外のCPUは、DDR4-3200だとGear 2動作になるという情報がありましたが、CPU-Zを見ると『Mem Controller Freq.』と『DRAM Frequency』が同じになっており、Gear 1動作になっているようです。

もしかすると、パーツの組み合わせが良いのかもしれません。

CPU-Z メモリークロック

ベンチマーク

新旧PCでベンチマークをしてみました。

PCMARK 10

結果は以下の通りです。


Core i7 3930K Core i5 11600K
Total 3334 6334
アプリ起動 4704 15699
ビデオ会議 6592 7258
Webブラウジング 6215 10261
表計算 5084 10615
ワープロ 3093 8408
画像編集 5151 6690
レンダリング 5175 8220
動画編集 3185 6055
PCMARK10結果グラフ

スコアだとよくわかりませんので、内訳を載せておきます。
アプリ起動、Webページ表示時間は1/3、他の処理時間もかなり早くなっている事がわかります。

Core i7 3930K

PCMARK10詳細 Core i7 3930K

Core i5 11600K

PCMARK10詳細 Core i5 11600K

Cinebench R23

結果は以下の通りです。


Core i7 3930K Core i5 11600K
Multi Core 4852 11208
Single Core 609 1558
Cinebench R23結果グラフ

Multi を一回実行時のコアの最大温度は73℃でしたが、終了後すぐに温度が下がりました。
9年目の簡易水冷CPUクーラーでも問題なさそうです。

CPU温度

CrystalDiskMark

これは、旧PCのCドライブで使っていたSSDと今回のSSDの比較です。
当たり前ですが、PCIe 4.0 M.2 NVMeは速い。

Samsung 870 QVO 1TB

CrystalDiskMark Samsung 870 QVO 1TB

Samsung 980 PRO 1TB

CrystalDiskMark Samsung 980 PRO 1TB

最後に

PCの全ばらし、清掃、組み立てで、一日掛かりました。
連休でもないと中々やる気になりませんね。

ベンチ結果だけでなく、通常使用の体感速度も向上しました。
Youtubeの全画面切り替えは一瞬になりましたし、画像編集や文章作成のレスポンスも良くなりました。
他にもSteamで時々あったラグが無くなりました。

これで、Sandy Bridgeおじさんならぬ、Sandy Bridge-Eねこさんは卒業です!

新旧パーツ一覧

新旧PCのパーツ一覧です。


旧PC 新PC
マザーボード ASUS P9X79 DELUXE ASUS PRIME Z590-P
CPU Intel Core i7 3930K C2ステッピング Intel Core i5-11600KF BOX
メモリ G.Skill F3-2400C10Q-16GZH
(4GB x4)
crucial CT2K16G4DFD832A
(16GB x2)
起動ドライブ Samsung 870 QVO 1TB Samsung 980 PRO 1TB
データドライブ SEAGATE 2TB 64MB 7200rpm Samsung 870 QVO 1TB
グラフィックボード ASUS PH-GTX1050TI-4G
CPUクーラー Corsair CWCH80
CD/DVDドライブ I-O DATA DVR-SH22LEB
電源 ANTEC HCP-850
ケース ANTEC P183 V3 BI ※TSUKUMO限定モデル