無線優先制御機能
無線LAN側のデータフレームの優先制御の設定です。他の機種では、TVモード、無線QoS、WMM-ECDA、IEEE802.11eなどと呼ばれているかもしれません。
優先制御とは、音声やビデオなどの低遅延を求められる通信を優先(QoS)する機能ですが、これ以外にも有効になる機能があります。
その機能はBlock Ackと言い、複数のデータフレームを連続で送信し、一回の応答で受信確認をする機能です。 そうすることにより、オーバーヘッドが減り、伝送効率が良くなります。
ただしそれに伴い、Beaconサイズが78バイト、データフレームのサイズが2バイトが増えますが、Block Ackが有効になるほうが効果が大きいと思われます。
KUSONEKO的には、有効にした方が良いと考えています。
また、細かい話となりますが、APから送信する無線LANの優先度は、有線側やLTE側のIPパケットの優先度情報で決まります。
表の下の方に向かうほど、優先されます。
IP Precedence | Access Category |
---|---|
1, 2 | Background (AC_BK) |
0, 3 | Best Effort (AC_BE) |
4, 5 | Video (AC_VI) |
6, 7 | Voice (AC_VO) |
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