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Catalyst マルチキャスト備忘録

※経験とマニュアルに基づく記載なので、間違っている可能性があります

L2ネットワークでマルチキャスト

マルチキャストルータが存在しない、複数台のL2スイッチをカスケード接続しているネットワークでマルチキャストを使用する場合、以下を注意する必要がある。
  • Catalystではデフォルトで、IGMP Snooping が動作している。
  • IGMP General Queryを送信するルータが存在しないため、L2スイッチがマルチキャストルータ (mrouter)ポートを認識できない。そのため、IGMP Membership Report (IGMP Join)が他のL2スイッチ届かない。(IGMP Membership Reportは、mouterに向けて送信されるため)
  • 上記のため、マルチキャストソースが接続されていないL2スイッチにはマルチキャストが届かない。
現実的な解決策として、以下の2つがある。
  • ip igmp snooping querier をいずれかのL2スイッチに設定する
    →設定したスイッチで、IGMP General Queryが送信されるようになる。mouterポートにマルチキャストとIGMP Membership Reportが送信されるようになるため、どのL2スイッチでも問題ないはず。マルチキャストソースが接続されているL2スイッチに設定するのが無難。
  • ip igmp snooping vlan * mrouter interface GigabitEthernet 1/0/** をマルチキャストソースが接続されていないL2スイッチに設定する
    →mrouterのポートを静的に設定し、IGMP Membership Reportが他のL2スイッチに届くようにする。
他にもIGMP Snoopingを無効にするなどの解決策はあるが、まずやらないだろう。